区分所有者各々の事情、考えや気持ちは、一様ではありません。
保留床(区分所有者が取得する以外の床)が沢山生じる場合は、余った床を売ることができるので、区分所有者の資金負担が軽くなることが多くあります。
経済的な条件は極めて重要ですし、合理的な状況判断が必要です。
しかし必ずしも経済的な事情だけが優先するわけではありません。
この先、どのような暮らしがしたいのか、資産としてどのように利用することが良いのか、個々の事情をきちんと理解し、その上で方向を見出すことが重要です。
その為には、
【1】手法(選択肢)、プロセスを正しく理解し共有する
【2】情報がきちんと共有される中でオープンな会議を行う
【3】意見を吸い上げられる場を設け、少数派の意見も尊重する
【4】その上で合理性、経済的優劣等を判断していく
そして、【5】どのような手法が適しているのか、把握する
ことが重要です。
専門のコンサルタント等に依頼し、意見聴取するケースも多いですが、組合員が能動的に関わって意見を交わすことが重要です。
